サキナ化粧品はネズミ講ではない!ネットワークビジネスとの違いを解説

サキナの化粧品がネズミ講だと思っている方もいますが、実際はどうなのでしょうか?

今回は、

「サキナはネズミ講だから詐欺になるのでは?」

「サキナと検索するとネズミ講やマルチとか悪いイメージが出てくる」

と疑問を感じている方に向けて、サキナ化粧品のビジネスについて解説します。

現在、サキナの化粧品や美顔器を買うにあたって、スタッフに勧められている方は参考にしてみてください。

サキナの化粧品はネズミ講?

サキナ化粧品はネズミ講ではなく、ネットワークビジネスを採用している企業です。

マルチレベルマーケティング(MLM)や連鎖販売取引とも呼ばれていて、特定商取引法で厳しく規制されてています。

化粧品から美顔器に至るまでを市場に提供しており、このモデルによって成功を収めている事業者も少なくありません。

サキナは独立したビジネスオーナーを支援し、経済的な自立を目指す機会を提供しているのです。

ネズミ講とネットワークビジネスは組織構造が似ているため、混同されがちですが、運営方法に根本的な違いがあります。

ねずみ講とネットワークビジネスの違い

まずは、ネズミ講とネットワークビジネスの主な違いについて説明します。

ネズミ講とは

ネズミ講は、会員が新しい会員を勧誘し、その新会員もまた他の人を勧誘することで会員数をどんどん増やしていくビジネスのことです。

ネズミ講は商品の取引がなく、お金のやり取りだけを目的としているのが特徴です。

ネズミ講の流れ
  1. 紹介された人が参加するために5,000円を支払う
  2. 次に、その人が新たに誰かをシステムに紹介する
  3. 紹介された新しい人も参加のために5,000円を支払う
  4. その支払われた金額の一部が、紹介者の利益になる
  5. この新しい参加者がさらに他の人を紹介する
  6. その人も5,000円を支払うと、また紹介者は利益を得る

仕組みとしては、最初にお金を払って組織に入り、その後で新しい会員を募って会費を集め、そこから収入を得るという流れです。

ネズミ講は、「無限連鎖講の防止に関する法律」によって禁じられています。

ネットワークビジネスとは

ネットワークビジネスは、自分が会員になり、新しい会員を勧誘して権利収入を得るビジネスモデルです。

ピラミッド型の構造があるため、違法なネズミ講と混同されることがありますが、実際には商品やサービスの販売を通じて収益を上げているので合法的なビジネスです。

ネットワークビジネスの流れ
  1. 商品やサービスを契約して自分も販売員になる
  2. 友達などを新たに勧誘して販売組織に加入させる
  3. 勧誘によって紹介料や販売からのマージンなどの利益を得る

ネットワークビジネスは、会員が他の会員を勧誘し、その販売網を拡大することで収入を得ます。

報酬プランにはさまざまな種類があり、勧誘した会員がさらに他の会員を勧誘することで、連鎖的に利益を得ています。

ネズミ講とネットワークビジネスの違い

ネットワークビジネスとネズミ講の主な違いは、ネットワークビジネスが合法であり、実際の商品やサービスの販売に基づいている点です。

一方でネズミ講は違法で、商品やサービスの契約がなく、金銭の配当のみを目的としています。

また、ネットワークビジネスでは報酬を得る範囲に制限があり、会員費も無料または少額ですが、ネズミ講では会員費が収益のすべてであり、高額になることが一般的です。

合法でも勧誘方法によっては違法になる場合も

ネットワークビジネスが合法だとしても、勧誘方法によっては違法になる可能性もあります。

特定商取引法では、連鎖販売取引に対して以下のような規制を設けています。

勧誘時の氏名等の明示義務

連鎖販売取引において、事業者は勧誘の前に自らの氏名や勧誘の目的、取り扱う商品やサービスの種類を消費者に明確に伝える必要があります。

誇大広告の禁止

事業者は、商品やサービスについて実際とは異なる誇大な表示を行い、消費者を誤解させるような広告をしてはなりません。

再勧誘の禁止

一度勧誘を断られた消費者に対して、再度勧誘を行うことは禁止されています。事業者は、消費者が勧誘を受ける意思があるかどうかを確認し、意思がないことが明らかな場合は勧誘を行ってはなりません。

公衆の出入りする場所以外での勧誘の禁止

事業者は、公衆の出入りする場所以外で、勧誘目的を隠して消費者を誘引し、契約を勧誘することは禁止されています。自宅と言ったプライベートな空間での勧誘は違法とされています。

長時間勧誘や帰らせない行為の禁止

消費者が契約に興味がないと明確にしたにもかかわらず、長時間にわたって勧誘を続けたり、帰らせないような行為は禁止されています。

参考:連鎖販売取引|特定商取引法ガイド

サキナは口コミで広がっていく仕組み

サキナは、化粧品やサプリメント、美容機器などの消耗品を扱っている点では一般的な企業と変わりません。

しかし、ビジネスモデルに大きな違いがあります。

どのような点が、一般企業と異なっているのか解説していきます。

一般企業のマーケティング手法

一般企業は製品を市場に投入する際、テレビCMや雑誌広告、オンラインマーケティングなど、さまざまなメディアを通じて広告を展開します。

広告の主な目的をまとめてみました。

  • 製品やサービスの販売促進
  • ブランド認知度アップ
  • 資料請求件数のアップ
  • 店舗予約の獲得
  • 問い合わせ数の増加
  • 企業イメージの確立と向上

企業の戦略や市場での立ち位置、目指す成果によってゴールは異なりますが、広範囲の消費者にアピールするために、相当な広告費用をかけています。

ネットワークビジネスの基本は口コミが中心

ネットワークビジネスでは、会員の口コミを通じて販売が行われています。

  • 口コミを中心とした紹介販売方式
  • 学歴、性別、年齢、時間に縛られない実力主義の就労形態
  • 会員として商品やサービスの購入・契約
  • 販売や勧誘成功時のマージンや紹介料の獲得
  • 組織への新規会員加入による報酬が商品販売利益を上回ることが多い
  • 組織の規模に応じた利益配分システム

ネットワークビジネスでは、個々の会員が自分のネットワーク内で製品を紹介し、新たな顧客や会員を勧誘しながら利益を得ています。

このシステムの特徴は、一度顧客を確保すれば、その後の継続購入によって安定した収入、いわば印税のような収入を得られる点にあります。

作家が印税を得るのと同じように、顧客が商品を購入し続ける限り、労働を伴わずに収入を得られる仕組みなのです。

代理店や卸売等は関与しない

サキナは一見すると店舗販売のように見えますが、小売とは異なり、「メーカー→卸売業者→小売業者→消費者」といった流れがありません。

メーカーから直接消費者に販売する仕組みをとっています。

これによって維持費が削減できたり、大量の商品在庫を抱えたりするリスクを避けられます。

低い初期投資で事業を開始できますが、実際に成功している人は数%に過ぎないようです。

商品CMなど広告宣伝費をかけない

ネットワークビジネスのもう一つの特徴は、商品の宣伝に高額な広告費を使わない点です。

たしかにサキナのCMは見たことがないな…

ミキプルーンやノエビアなど広告で積極的にPRする企業もあるよ!

広告にかかるコストを削減することで、会員へのインセンティブや製品開発に充てることが可能になります。

ネットワークビジネス企業では、取り扱う商品の範囲は広いものの、日常的に使い続ける「消耗品」に焦点を当てる企業が多いという特性もあげられます。

これは「リピート」につながりやすいといった観点から、化粧品や日用品が多いとされています。

サキナの紹介制度とは

サキナが口コミによる販売形式をとっていると聞くと「紹介者には紹介料がはいるの?」と疑問に思うかもしれません。ここからはサキナの紹介制度を解説していきます。

紹介者と購入者にはサキナの商品をプレゼント

サキナ化粧品の紹介制度では、紹介者には紹介料ではなくサキナの化粧品が贈られています。

サキナのビューティーラウンジやスペースでエステマシンを体験し、購入すると、購入者と紹介者の両方に最大5,000円分のサキナ商品がプレゼントされます。

引用:ご紹介について|フヨウサキナ

サキナレディから美顔器や化粧品を紹介されて契約したとしても、紹介者に報酬は入りません。

仕事として収入を得るためにはライセンスが必要

サキナは、ライセンスを取得しなければ、口コミで紹介しても収入はありません。

そもそもサキナの販売員は、3つのメンバーで成り立っています。

サキナレディライセンス取得を目指している人(化粧品プレゼント)
アドバイザーライセンス取得者
マネージャー事業主

ライセンス取得を目指している人と、ライセンス取得して事業主を目指しているメンバーに分かれています。

サキナの基本は、お客様の悩みを解決し、幸せを感じていただくためにアドバイスやスキンケアの方法を提供すること。

専門的な知識を学んで、ライセンスを取得しなければ、収入は得られないといったスタンスだそうです。

ライセンスを取得するための条件

ライセンスを取得するための条件もあります。

  • 5つのセミナーを受講
  • アドバイザー実務試験に合格
  • 一定の紹介実績を達成

アドバイザーは、美顔器の成約時のデモンストレーション料とアドバイス料が収入源になっています。

ただし、始めたばかりの方は、ライセンスを取得したとしても、実際の収入はお小遣い程度で、給料と呼べるほどの額ではないようです。

人脈とカリスマ性がある人は向いているよ!

収入面では少ないかもしれませんが、長年にわたって活動している人は、仲間意識やセミナー体験に価値があると感じています。

マネージャーへの昇格や大きな収入を得ることが目標ではなく、人とのつながりや個人的成長に喜びを感じているようです。

サキナ化粧品にノルマはあるの?

サキナは、アドバイザーの資格を取得するために、一定の紹介実績を達成することが求められます。

アドバイザーやマネージャーになったとしても、口コミでの紹介は欠かせません。

このため紹介実績を達成することが、事実上の「ノルマ」になるでしょう。

ノルマを達成できなかった場合でも、ペナルティを科すようなことはありません。

サキナ以外でも、営業職、保険、不動産など仕事で目標を達成するために、何かしらのノルマがあるものです。

問題は、美容部員が「ノルマ」があるにも関わらず、「ノルマなし!」と言ってしまうこと。

だからこそ始める前にはしっかり情報収集して、納得した上で参加することが大切です。

サキナ化粧品は友達をなくすって本当?

品質は非常に良いので、ビジネスではなく愛用者として使用している方はいます。

サキナの美顔器や化粧品を自分で使用するだけであれば、友人関係に影響を与えることはないでしょう。

さらにサロンやセミナーには、さまざまな年代の女性が活動しています。

仕事にやりがいを見いだし、充実した日々を過ごせているなら、あなたにとって適した場所かもしれませんね。

ただしビジネスとして取り組んだ場合、勧誘方法によっては友達をなくしてしまう可能性もあります。

  • 美顔器を購入するつもりがない人に無理にすすめる
  • 無料体験にしつこく誘う
  • 断っているのに何度も勧誘してくる
  • 契約するまで帰さない
  • セミナーに行ったらライセンスを取得するように勧める

友達との関係がぎこちなくなるのは、「ライセンスを取得しない?」と友人に誘われたときや、あなたが友達を誘う側に立った場合だと思います。

しつこい勧誘は「自分の収入を上げるために勧誘しているのでは?」と思われてしまう原因にも。

友達の肌の悩みを解決したいという思いで、ライセンスに取り組むのであれば、友達を失うことはないでしょう。

サキナの魅力を熱心に伝える人が多い一方で、伝え方によっては友達を失う人もいるようです。

まとめ

サキナ化粧品はネズミ講ではではなくネットワークビジネスを採用している企業です。

紹介者と購入者にはサキナの製品がプレゼントされ、ライセンスを持つ人には、販売や紹介によって収入を得るチャンスが与えられます。

サキナは、販売ノルマを達成しなくても罰則はありません。

ただし友人を勧誘する際は、伝え方によっては人間関係が悪化するリスクもあるため、コミュニケーションの取り方には注意が必要です。

企業情報

企業名株式会社フヨウサキナ
設立1984年11月19日
本社札幌市中央区南1条西12丁目4番地 扶洋第一ビル
代表奥村 大亮
事業内容美容器具・化粧品卸販売、健康食品等卸販売、ウィッグ卸販売
関連会社扶洋薬品株式会社
扶洋マネージメントサービス株式会社
扶洋エステート株式会社
株式会社扶洋
コメット電機株式会社

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